2つのアンカーで徐々にずれる字幕を修復
SRT Anchor Sync は、単純な全体シフトでは直せない字幕に使います。最初の行は近いのに、中盤で少し遅れ、最後で大きくずれることがあります。フレームレート差、書き出し時間の違い、タイムラインを少し変えた編集が原因です。
すべての cue に同じ秒数を足すのではなく、2つの正しい位置を指定します。冒頭に近い cue と後方の cue を選び、それぞれの正しい動画時刻を入力すると、両方のアンカーに合うよう時間軸を伸縮します。
良いアンカーの選び方
良いアンカーは動画内で見つけやすいものです。明瞭なセリフ、認識しやすい単語、明確なシーン切り替えなどを選びます。背景音声、音楽だけの cue、短すぎる字幕は避けてください。
1つ目は対象区間の始まり近く、2つ目は同じ連続した動画の後方に置くのが基本です。途中に大きな編集がある場合は、区間を分けて処理してください。
通常の time shift との違い
通常の time shift は全字幕を同じ量だけ動かします。すべてが正確に1秒遅れている場合は最適ですが、誤差が時間とともに大きくなる場合は直せません。Anchor Sync は時間軸のスケールを変えます。
PAL/NTSC の違い、別ソースから来た翻訳字幕、長い講義の書き出し差、インタビューで小さな誤差が累積するケースに向いています。
納品前の検証
同期後はまず2つのアンカー cue を確認します。次に、1つ目の前、2つの間、2つ目の後を少なくとも1つずつ確認してください。中間がまだ合わない場合、複数の編集や非線形ドリフトがある可能性があります。
元の SRT と使用した2つの値は残してください。cue 番号と正しい秒数があれば、別のレビュー担当者も修正理由を再現できます。 修正値を記録しておくと、同じ素材の別言語字幕にも同じ判断を適用しやすくなります。